ディストピア文学
この記事は,本のAdvent Calendar 2016 の23日目です.
12月は,普段は読まない社会や政治の本を読んでいる.
V フォー・ヴェンデッタ (SHOPRO WORLD COMICS)
- 作者: アラン・ムーア,デヴィッド・ロイド
- 出版社/メーカー: 小学館プロダクション
- 発売日: 2006/04/21
- メディア: コミック
- 購入: 15人 クリック: 131回
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V for Vendetta New (New Edition TPB)
- 作者: Alan Moore,David Lloyd
- 出版社/メーカー: Vertigo
- 発売日: 2008/10/24
- メディア: ペーパーバック
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- 作者: ジョージ・オーウェル,高橋和久
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 2009/07/18
- メディア: ペーパーバック
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Penguin Classics Nineteen Eighty Four (Penguin Modern Classics)
- 作者: George Orwell
- 出版社/メーカー: Penguin Classic
- 発売日: 2013/01/15
- メディア: マスマーケット
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一方で,
- 作者: カール・マルクス,岡崎次郎
- 出版社/メーカー: 大月書店
- 発売日: 2000
- メディア: 文庫
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を読んだり.
『一九八四年』の解説に
「大衆は、その理想主義、階級格差に対する怒り、そして低賃金をも厭わない労働意欲につけこまれ、ただ利用されるためだけに存在し、繰り返し何度も裏切られるのだ」(p.485)
とあり,この本を日本人が読むのは,歴史的な背景や国民性からして大事だと思う.
クリスマスイヴでも「機械学習に必要な高校数学をやり直」す良い子たちへ,サンタからのクリスマスプレゼント
この記事は,機械学習に必要な高校数学やり直しアドベントカレンダー Advent Calendar 2016の24日目です.
そして,本のAdvent Calendar 2016 の24日目でもあります.
昨日のカレンダー微分をおさらいしつつ偏微分をつまみ食い! - Qiitaの純ちゃん もとい 43x2 - Qiita さん,ご紹介いただきありがとうございます!!
みなさんのブログ,楽しく読ませてもらっています.
僕も何か証明しようかと思いましたが,
24日なので,みなさんへの感謝の意味も込めて,クリスマスプレゼントになりそうな記事にします.
サンタ= amazon は大忙しだろうからキリストか仏の気持ちで待ちましょう.
24日に不純異性交友して数学しない悪い子には,ポチっても届かないかもしれないから気をつけろよ!!
さて,
数学ができるようになるコツは,数学について考える時間を増やすことに尽きます.
最近は,機械学習に必要な数学の概念を意識しながら,現実の現象に活かせないか考えています.
ということで,極力数学に触れるため,今年も色々な分野の数学関連の本を読みましたので, 機械学習に必要な高校数学の観点から振り返ります.
- 作者: 数学セミナー編集部
- 出版社/メーカー: 日本評論社
- 発売日: 2016/03/05
- メディア: 雑誌
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この本は,高校と大学の数学の橋渡しのような本として有名で,2001年,2005年にも出版されていて,今年11年ぶりに出版されました.1
大学で学ぶ線形代数や確率統計,微分積分,論理集合などが高校生にわかるように書かれているので,
高校数学をやり直し,機械学習に使われている数学を理解するためにも,良書 です.
なんどもなんども読み返しましたし,これからもお世話になります.
数学ガールの秘密ノート/ベクトルの真実 (数学ガールの秘密ノートシリーズ)
- 作者: 結城浩
- 出版社/メーカー: SBクリエイティブ
- 発売日: 2015/11/18
- メディア: 単行本
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やはり,高校数学における良書は『数学ガール』,『数学ガールの秘密ノート』シリーズだと思います.
ベクトルの理解が不十分と思い,基礎に戻ろうと考え読みました.
とてもわかりやすくておすすめです.
大学の線形代数を学ぶ前に一度読んでおくと良いと思います.
数学ガールの秘密ノート/ベクトルの真実 (数学ガールの秘密ノートシリーズ) - book review
数学ガールの秘密ノート/やさしい統計 (数学ガールの秘密ノートシリーズ)
- 作者: 結城浩
- 出版社/メーカー: SBクリエイティブ
- 発売日: 2016/10/29
- メディア: 単行本
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- 作者: 結城浩
- 出版社/メーカー: SBクリエイティブ
- 発売日: 2015/04/18
- メディア: 単行本
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- 作者: 神永正博
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2012/09/21
- メディア: 新書
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微積に嫌悪感がある人にはこの本も良いと思います.
「超」入門 微分積分 (ブルーバックス) - book review
- 作者: 平岡和幸,堀玄
- 出版社/メーカー: オーム社
- 発売日: 2004/10/01
- メディア: 単行本
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- 作者: 平岡和幸,堀玄
- 出版社/メーカー: オーム社
- 発売日: 2009/10/20
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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多くの人は,この本をじっくり取り組めば線形代数,確率統計は十分だと思います.
- 作者: Amit Saha,黒川利明
- 出版社/メーカー: オライリージャパン
- 発売日: 2016/05/21
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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数学を勉強していると,手計算ではなくプログラムで検算したくなります.
そこで,数学を学びつつ 機械学習に使う Python も学べば一石二鳥と考えこの本を買いました.
プログラムを書くほど,数学の理解の重要性を感じます.
ゼロから作るDeep Learning ―Pythonで学ぶディープラーニングの理論と実装
- 作者: 斎藤康毅
- 出版社/メーカー: オライリージャパン
- 発売日: 2016/09/24
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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今年は機械学習と Python 関連の本がたくさん出版されました.
この本も機械学習に必要な数学が丁寧に扱われています.
僕は冬の休暇に取り組もうと考えています.
勉強ばかりしていても疲れるので,少し毛色を変えてみます.
- 作者: ロバート・カニーゲル,田中靖夫
- 出版社/メーカー: 工作舎
- 発売日: 2016/09/23
- メディア: 単行本
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ラマヌジャンの天才ぶりがわかりました.
- 作者: 高橋礼司
- 出版社/メーカー: 丸善出版
- 発売日: 2012/06/05
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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数学者たちの言葉から,幾何に興味を持ちました.
謎を解く人びと - book review
そして,上の『謎を解く人びと』から芋づる式に下の本を知り,今読んでいます.
- 作者: ポール・ホフマン,平石律子
- 出版社/メーカー: 草思社
- 発売日: 2011/10/04
- メディア: 文庫
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- 作者: アレクサンドルグロタンディーク、 Alexandre Grothendieck,辻雄一
- 出版社/メーカー: 現代数学社
- 発売日: 2016/10/19
- メディア: 単行本
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- 作者: アレクサンドルグロタンディーク,Alexandre Grothendieck,辻雄一
- 出版社/メーカー: 現代数学社
- 発売日: 2015/10
- メディア: 単行本
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- 作者: アレクサンドルグロタンディーク,Alexandre Grothendieck,辻雄一
- 出版社/メーカー: 現代数学社
- 発売日: 2015/07/23
- メディア: 単行本
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- 出版社/メーカー: 日本評論社
- 発売日: 2016/12/12
- メディア: 雑誌
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- 出版社/メーカー: 現代数学社
- 発売日: 2016/12/12
- メディア: 雑誌
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- 出版社/メーカー: サイエンス社
- 発売日: 2016/12/15
- メディア: 雑誌
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雑誌は幅広い分野について書かれているため,全てを理解することはできませんが,
ペラペラめくって眺めていると発見があります.
きっとこういう発見や理解が大事なのだと思っています.
他にもあるのですが,冗長,消化不良になりそうなのでこのへんで終わります.
他の本にも興味がある方はリンクを見ていただけたら嬉しいです.
機械学習に必要な高校数学から離れてしまいましたが,
数学の全体をなんとなく掴んでおくと,機械学習に必要な数学の理解も深まると思います.
年末年始の休暇にじっくりと取り組んでみてはいかがでしょう?
機械学習に必要な高校数学やり直しアドベントカレンダー Advent Calendar 2016の25日目は, yukisako - Qiita さんです.よろしくお願いします.
それと, 数学 Advent Calendar 2016 - Qiitaの24日にも参加させていただいたので, 読んでいただけたら嬉しいです.
手書きで数式を書きつつストレス無くノートをデジタル化する方法 - Qiita
それでは,みなさん良いクリスマス「機械学習に必要な高校数学をやり直し」を!!
-
2018年も刊行されます.↩
- 作者: 数学セミナー編集部
- 出版社/メーカー: 日本評論社
- 発売日: 2018/03/06
- メディア: 雑誌
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『夢の島』を読んで『境界の現象学』を再読
この記事は,本のAdvent Calendar 2016 の22日目です.
22日現在,埋まっていないので興味関心がある方はご参加下さい.
境界の現象学: 始原の海から流体の存在論へ (筑摩選書) で日野啓三に興味を持ち,
昨日,夢の島 (講談社文芸文庫) を読了したわけだが
今日は,それを踏まえて
- 作者: 河野哲也
- 出版社/メーカー: 筑摩書房
- 発売日: 2014/07/14
- メディア: 単行本
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の第六章を読み直した.
無意味,無価値,絶対的なものがより具体的に考えられた.
東京の夢の島は,本来の自然であるウィルダネスの海に,都市から出たゴミを廃棄し,人間がテリトリーを作り,ドメスティックな場所にする.
その場所が都会に進化し,次に都市に進化することでウィルダネスに回帰する.
僕も日野が望んでいたように,無価値な存在,無意味な存在になりたいが,廃物のような存在になることは果たして,本当に良いことなのか?
『日本国語大辞典』のススメ
この記事は,本のAdvent Calendar 2016 の20日目です.
20日現在,埋まっていないので興味関心がある方はご参加下さい.
レジュメに「披かれる」とあり,読みに自信が持てなかった.
調べて「ひらかれる」と読むことは理解したが,
被を使う,披かれ の意味が分からず『日本国語大辞典』を引いた.
- 作者: 小学館国語辞典編集部
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2001/10
- メディア: 大型本
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とのこと.
レジュメの文脈から,ひろげる という意味が適している.
コミュニケートの情報量増加のためにも,漢字の意味の理解は必要だ.
ハイデガー 『存在と時間』オススメの訳は?
この記事は,本のAdvent Calendar 2016 の18日目です.
18日現在,埋まっていないので興味関心がある方はご参加下さい.
友人のハイデガー研究者曰く『存在と時間』は,ちくま学芸文庫が良いとのこと.
- 作者: マルティンハイデッガー,Martin Heidegger,細谷貞雄
- 出版社/メーカー: 筑摩書房
- 発売日: 1994/06/01
- メディア: 文庫
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- 作者: マルティンハイデッガー,Martin Heidegger,細谷貞雄
- 出版社/メーカー: 筑摩書房
- 発売日: 1994/06/01
- メディア: 文庫
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- 作者: 熊野純彦,マルティン・ハイデッガー
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 2013/12/01
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河野哲也『境界の現象学: 始原の海から流体の存在論へ』 (筑摩選書)自主ゼミ
この記事は,本のAdvent Calendar 2016 の17日目です.
17日現在,埋まっていないので興味関心がある方はご参加下さい.
- 作者: 河野哲也
- 出版社/メーカー: 筑摩書房
- 発売日: 2014/07/14
- メディア: 単行本
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自主ゼミを行った.
今日は,
無意味な存在になりたいか,
無意味な存在になったとして,失うものは何か,
について考えた.
今日読んだ本
この記事は,本のAdvent Calendar 2016 の16日目です.
16日現在,埋まっていないので興味関心がある方はご参加下さい.
- 作者: 桑子敏雄
- 出版社/メーカー: コロナ社
- 発売日: 2016/02
- メディア: 単行本
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合意形成について考えるため,第一章を読了.
合意形成をプロジェクトマネジメントとして考えるのだな.
現代の日本人が〈和〉の意味を誤って解釈しているのでは?という仮説は面白い.
和を,なぁなぁで仲良く,と解釈することで責任を転嫁し,思考停止に繋がっている可能性がある.
合意とはなにか,
どのようなことを言うのか,
合意の本質に迫れれば,様々な社会問題をよりよく解決できるのかもしれない.