アドルノ『啓蒙の弁証法』を読む宣言

1年前くらいだろうか，書店にて
A君「アドルノという哲学者がいて，この人が書いた本は滅茶苦茶難しいんですよ．これ[『啓蒙の弁証法』]ですね．」
と文庫を手に取り，渡してきた．

啓蒙の弁証法―哲学的断想 (岩波文庫)

A君は，ハイデガー『存在と時間』で修士論文を書いている．

SEIN UND ZEIT

存在と時間(一) (岩波文庫)

そんなA君が「難しい」と言うのだから，僕にはより難しいし，興味のある分野では無いため，僕はペラペラ捲って「ふ～ん．．．」と棚に戻した．

しかし，不思議な縁で『啓蒙の弁証法』を読むことになった．
やりたいことや読みたい本が積まれていくが”縁”を大事にして，読むことにした．

と，宣言しないと諦めてしまいそうなので宣言しておく．
(もし興味があれば誰か一緒に読みましょう．『存在と時間』も面白い本です．)