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NHK「100分 de 名著」神谷美恵子『生きがいについて』第4回 人間の根底を支えるもの

生きがいについて (神谷美恵子コレクション)

生きがいについて (神谷美恵子コレクション)

「生きがい」の問題を考えぬいていくとき、ひとはいつしか「宗教的なもの」に近づいていく。それは決して既成宗教や宗派の枠にとらわれるものではない。それを神谷は、教義や礼拝形式などの形をとる以前の「目に見えぬ人間の心のあり方」と呼ぶ。神谷は、困難に直面している人々と対話する中で、彼らが、自分を超えたより大きなものに生かされていると感じており、自己をあるがままに大きな力にゆだねることで、困難に立ち向かう力を得ていることに気づくのだ。第四回は、神谷美恵子が「生きがいについて」後半でたどりついた独自の「宗教観」を読み解くことで、「人間の根底を支えるものとは何か」を考えていく。 名著76 「生きがいについて」:100分 de 名著

神谷がこの本の中で「生きがい」を告げ知らせるものは大きく分けて3つある

  1. 言葉
  2. 自然

「変革体験」は「気づき」「目覚め」のような簡単な言葉に置き換え,人生を根本から変えるような体験のこと

変革体験を経て,生きがいを見いだす

変革体験は使命感を伴っている.つまり生かされていることへの責任感

生かされていることへの責任感=自己の生が大きなもの[天,神,宇宙,人生]に必要とされている.それに対して忠実に生き抜く責任がある.

変革体験とは大きなものに生かされているという「発見」 この発見が使命感につながる. この時,人は生きがいに目覚めると神谷はいう

素朴なことの中に壮大なものが潜んでいるのが「変革体験」

身近な経験を深めていくことは「生きがい」を見いだしていくこと

神谷は,長島愛生園で暮らす近藤宏一さんに影響を受けた.


闇を光に――ハンセン病を生きて

闇を光に――ハンセン病を生きて

生きていてよかったという実感

人は自分で生きているのではなく,人々とのつながりの中で生きている.つまり,つながりに生かされている


神谷はハンセン病の人々の中に,既存の宗教や宗派に固定されない,生きた「宗教」があることを感じた.それが,人間の根底を支えていることに気づく.

自分をとりまく大きな力の中に自己を発見していく.その道のりにこそ「生きがい」は見いだされる.

神谷美恵子の世界

神谷美恵子の世界

うつわの歌【新版】

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