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100分 de 名著 スピノザ『エチカ』 國分功一郎 第1回 善悪

NHK Eテレ 100分de名著 『エチカ』第1回 善悪 個人的メモ

エチカ―倫理学 (上) (岩波文庫)

エチカ―倫理学 (上) (岩波文庫)

エチカ―倫理学 (下) (岩波文庫)

エチカ―倫理学 (下) (岩波文庫)

指南役の國分氏は,スピノザ哲学に対し

色々な哲学(e.g. カント哲学)はアプリだとする.
アプリを頭に入れると色々なことが考えられるようになる.
ところが,スピノザ哲学はOS[=僕らの考え方]が違う.
頭に入れようとしても,OSが違うからスピノザ哲学が走ってくれないイメージ.
自分のOSとどこが違っているのか気づくのが大切.
気づくとだんだんスピノザが言おうとしていることが非常に身近に感じられてくる.

と述べる.

  • 『エチカ』の語源は,エートス(= 動物の巣 すみか)

  • "Deus sive Natura" (神すなわち自然)

  • スピノザの考え方は「汎神論」(全てが神の現れ)

スピノザが考える「善」と「悪」とは?

「我々の活動能力を増大しあるいは減少し、促進しあるいは阻害するものを善あるいは悪と呼んでいる」 第四部 定理八証明(11. p.20 l.10)

  • 善悪は比較でしか存在しない

  • 善悪は組み合わせの結果

  • 善悪は「活動能力」の増減

  • どういうふうに「善く」生きられるか,がエチカの考え方と國分氏は言う.

  • スピノザの「善く」とは,あなたの活動能力がどうやったらうまく高まるかを考えること

  • 「活動能力」が高まっている時は楽しい.スピノザの言葉を使うと,喜びが高まっている

  • 善いものは「喜びの感情」を高める

  • 喜びの感情を高める方法を知っている人,色々な楽しみ方を知っている人が,上手く生きていける人.このような人をスピノザは賢者と言う.

NHK Eテレ 100分de名著 『エチカ』第1回 善悪


  1. スピノザ 『エチカ(下)』 畠中尚志訳、 岩波書店〈文庫〉、1951年。