カント『純粋理性批判』を読む上で，とある人から頂いたアドバイス

　昨年からカント『純粋理性批判』をテクストに友人とゼミを行っている．ゼミ中に，とある人からアドバイスを頂いたのでメモしておく．

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薦めていただいた訳 *1

純粋理性批判 (上) (平凡社ライブラリー (527))

『純粋理性批判』を読む上での前提知識

• デカルト『方法序説』，『省察』

方法序説 (岩波文庫)

省察 (ちくま学芸文庫)

• ヒューム
• ロック
• ライプニッツ
• ヴォルフ

上記の哲学者の思想をザックリと理解しておけば，知らないよりはスムーズにテクストが読めるだろう．

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意外な人からアドバイスをいただけたのがとても嬉しかった．

*1:もちろん原著の Kritik Der Reinen Vernunft を読めばよく，訳はそれほど変わらない，という意見もある．

千葉雅也『勉強の哲学 来たるべきバカのために』感想

勉強の哲学 来たるべきバカのために

初学者ならば、一般書すべてに警戒してほしい (p.187)

著者からの誠意あるメッセージだ．
勉強すれば，確かに「言語偏重の人になる」し，ノリも悪くなり，キモくなる．
世界の見方が変わり，一度「変身」を経験すると癖になってやめられない．

哲学の入門書として紹介されている2冊

哲学マップ (ちくま新書)

ハイデガー『存在と時間』の入門として

ハイデガー哲学入門──『存在と時間』を読む (講談社現代新書)

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キモくなり，あるちほうでのけものになったとしても，冒険すれば，フレンズはいるのだ．

けものフレンズBD付オフィシャルガイドブック (1)

映画「この世界の片隅に」鑑賞した．

非常時に正気を保つことは重要だ．

普通が大事，変わらないことが大事というメッセージを感じたが，
果たして現代は平常で，僕たちは正気だと言えるだろうか?

何かに心が蝕まれているような気がしてならない．
玉音放送後のすずさんのセリフに心が揺さぶられた．

この世界の片隅に 上 (アクションコミックス)

理化学研究所脳科学総合研究センターによる，脳とディープラーニングの情報処理の違いについて

「[ディープラーニングは]実際に計算している中身を見ると、脳が行ってる情報処理とは少し違うようです。¹」

「脳でそのような[誤差逆伝搬法(ママ)]仕組みは見つかっていません。(中略)現状では、多くの脳研究者は、脳が誤差逆伝搬法(ママ)を用いていると思っておらず、ディープラーニングによる学習と脳の学習は、系統の違うものだと考え、その学習方式を研究しています。²」

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1. 理化学研究所脳科学総合研究センター　『つながる脳科学』　講談社，2016年， 161頁．↩

2. 同上，188頁．↩

Fitbit Zip の時間がずれる時の対処法

【日本正規代理店品】Fitbit Zip Charcoal ダークグレー FB301C-JP

Fitbit Zip の時間がずれてしまうようになった．
同期して直しても，スグにずれてしまう．
時間がずれると採れるデータもずれてしまう．
保証期間中だったのでサポートに問い合わせたところ

いつも弊社製品をご愛用いただきまして誠にありがとうございます。 お問い合わせいただきました不具合は、同期データから推測するとボタン電池を固定するバネ圧が弱いことで電源がON/OFFを繰り返していることが原因かと思われます。 つきましては、トラブルシューティングとしまして以下の方法をお試しくださいませ。

という返信があった．
同じ問題を抱えたユーザーのお役に立てたら嬉しいです．

ファシリテーション・グラフィッ​クについての本を読んだ．

この記事は，本のAdvent Calendar 2016 の25日目です．

www.adventar.org

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教師が変わる!授業が変わる!「ファシリテーション・グラフィック」入門

ファシリテーション・グラフィッ​クについての本を読んだ．
このスキルは省察にも使えると思う．

ディストピア文学

この記事は，本のAdvent Calendar 2016 の23日目です．

www.adventar.org

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12月は，普段は読まない社会や政治の本を読んでいる．

全体主義のディストピア文学を読んだり，

V フォー・ヴェンデッタ (SHOPRO WORLD COMICS)

V for Vendetta New (New Edition TPB)

一九八四年[新訳版] (ハヤカワepi文庫)

Penguin Classics Nineteen Eighty Four (Penguin Modern Classics)

一方で，

資本論 (1) (国民文庫 (25))

を読んだり．
『一九八四年』の解説に

「大衆は、その理想主義、階級格差に対する怒り、そして低賃金をも厭わない労働意欲につけこまれ、ただ利用されるためだけに存在し、繰り返し何度も裏切られるのだ」(p.485)

とあり，この本を日本人が読むのは，歴史的な背景や国民性からして大事だと思う．