集団狂気について
- 作者: スタニスワフレム,Stanislaw Lem,沼野充義
- 出版社/メーカー: 国書刊行会
- 発売日: 2004/09
- メディア: 単行本
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ソラリスの中に"集団狂気"が出てきたので考えてみた。
集団狂気は、企業文化の様なとても身近なものだと思う。
企業の他に、家庭、学校、地域、国、勿論、宗教、そして時代の、所属する集団内で考え方は影響を受け合い、他の集団と異なっていく。
こっちの常識は、あっちでは非常識
しかし、なんらかの集団に属している僕らの追認バイアスは恐ろしく、自分の"狂気"を懐疑せず、あっちでも常識だと思い込む。
少なくとも、他の集団に所属する他人に興味を持ち、まずは企業や家庭等の小さな集団同士の差異を客観的に見る必要があると思う。
時代の集団から脱退する事は今は不可能だ。
みんなが狂っているのならば、それが正常な状態ではないか。