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NHK Eテレ「100分 de 名著」神谷美恵子『生きがいについて』第3回 生きがいを奪い去るもの

生きがいについて (神谷美恵子コレクション)

生きがいについて (神谷美恵子コレクション)

「容易に癒えない病を生きる苦しみ」「愛する人を失った悲しみ」……私たちは、「生きがいを奪い去るもの」を決して避けては通れない。
そんな「苦しみ」や「悲しみ」と私たちはどう向き合ったらよいのか?  ハンセン病患者たちが教えてくれるのは、暗闇の中にいる人間こそがむしろ「光」を強く感じるという事実だ。 体が動かなくなったときにこそ感じられる「ここに存在していることの意味」。 大事な人を失ったときにはじめて感じる「命の尊さ」。 わが身に降りかかってくる困難を避けるのではなく、その意味を掘っていくことこそ「生きがい」を深めていく営為なのである。 第三回は、「生きがいを奪い去るもの」との向き合い方、試練に向き合ったときにはじめて気づかされる「生の深み」を学んでいく。 名著76 「生きがいについて」:100分 de 名著

  • 神谷はどん底の暗闇の中でこそ光を見出すことができるという
  • 奪いされたことで改めて気づく「生きる意味」を紐解き,「生きがい」が奪われたときにどうすればいいかについて考えていく
  • 生きがいは人間の中に隠れて存在している
  • 病気や天災,愛する人の死は喪失の経験でもあるが人生が大きく変わる契機,新しく生まれ変わるチャンスでもある

人はどうすれば生きがいを取り戻せるのか?

神谷は,人の死は2通りあると考えた
1. 社会的な死 (知人などの死)
2. 私の死 (その存在に全てを賭けていた人の死,私が死んだに等しい経験)

神谷は,かなしみこそが生きがいを導く光という.

  • 「生きがい」は無くなることはなく,失ったと感じるだけ
  • 私を少し横に置いてみる,と考えたパール・バックを例に,忍耐強くかなしみに耐え「待つ」事で生きがいを見出す,他者の悲しみと共鳴することで再び生きがいを見出すことができると神谷は述べる.
  • 自らの後悔や悲しみを経験することは人々の中に他者と響き合う弦のようなものを作り出す
  • 生きがいは個的な経験である